13かげつめ

住人

これはおどりばで書いたはじめての記事。

去年の7月13日、おどりばに仲間入りしたとき、わたしは20年間の人生で(当時は20歳だった)どん底という表現がぴったりな場所にいた。

ひとり暮らしのアパートで、どろどろの液体のような暗くよどんだ脳みそで、得体のしれないたくさんの誰かに「ごめんなさい」と思っていた。

休学がきまり、いったんの終わりが見えていたからよかったものの、ずっとこのまま、頑張る元気もなく自己嫌悪から離れられず生きていくのかな、と絶望していた。

そして、あれから今日で1年が経った。

正直、まだおどりばで書き続けているとは思わなかったな。「休学」という一大トピックを終えてもなお、わたしはおどりばを離れずにいる。

これはたぶんだけど、人生が続いているかぎりわたしは、何かを思っておどりばで立ち止まり考えることをやめられないとおもう。

人生の階段を駆けのぼりつづける体力はなくて、一段一段、自分と話し合いながら、おどりばで納得しながら、そうしないとあっという間にばてて倒れてしまいそうだから。

そういえば、人生が続いていくこと、について最近よく考える。

疲れても、どんなに駄々をこねても、日々は止まってはくれなくて、だったらもう、やっていくしかないのだ。人生を。

というあきらめにも覚悟にも似たそわそわする気持ちが、最近自分の中心を占めている。

休学を終えたときも同じようなことを思ったな。「『立ち止まっても、大した景色は見えない』ということが、分かった」なんていって。

でもそれは立ち止まった経験があって初めて知ることだ。休学が無駄だったとはすこしもおもわないし、いつまでも休んでいられない、日々を続けていこうといった気持ちとも矛盾しない。

今の私はそう思っている。そう思えている。

何をかこうと思ったんだっけ。

とにかく、自分のリアルタイムな考え事を保存しておける場所があることに感謝している。おどりばに入れてもらってありがとうございます。

はじめたころほどたくさん書けなくなってきたけど、毎月書き留めることが大切だって1年続けて気づいたので、これからもほそぼそとよろしくお願いします。

おてあらい花子

鼻唄みたいな言葉と、呟きみたいな歌をこぼします。20歳です。

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