交換

住人
最近、フリスビーに少しはまっている。
相手はシェアハウスの哲学科専攻のルームメイトだ。
彼曰く、フリスビーは贈与らしい。
世の中には贈与と交換の二種類があって、無償の贈与は交換よりも貴重で、社会に出ると大抵の人は大きな交換の歯車として動く。
フリスビーを相手に投げるとき、何かと交換はしない。だから、贈与らしいのだ。
例えば、愛は贈与、恋は交換。
だから。フリスビーイコール愛らしい。わかるようでわからないような、けれどわかるような気がする。
彼はフリスビーの最中もさまざまな思想を語ってくれる。
最近は推しの話が多くて、哲学が推しに押されて沈んでいるけれど。
その軌道は曲がるけれど、彼の思いはいつも真っ直ぐに。
この記事へのコメントはありません。