十戒

住人

10日を迎える頃に、自分と改めて向き合う機会がまたこうしてやってくるたびに、約一年前、ここに入室してからというもの、

なりたい自分になろうとしてもがいて、

もがき続けている自分がまた今ここにいることに気づかされる。無条件に、とは言わないけれど、ただただ「幸せ」になりたい時に限って、様々な要素が自分のことを試しにくる。様々な事象が、自分の本質に問いを投がかけ続けてくる。「幸せ」になりたくない時なんてないけれどもね。でも、人生なんて意外にそんなもので終わっていくのかもしれない。

そんなことを言ってるけれど、今この瞬間、

「自分が生きている」というまぎれもない事実に対して

あー!!!チョー奇跡(((o(*゚▽゚*)o)))(((o(*゚▽゚*)o)))(((o(*゚▽゚*)o)))(((o(*゚▽゚*)o)))ホント、神さま仏さま、そして何よりわたしの両親、産んでくれて本当にありがとうございますヽ(*^ω^*)ノいける会社があって、今食べ物にも困ってなくて、服を着ていて、屋根付きの家に住んでいて本当に良かった…!!!!!!

なんて思ってる人がどれだけいるだろうか。

人は、想像力がいかに豊かであっても、本当の意味で他人を経験することはできない。他人に同情することも、それこそ忖度することも、慮ることも、はたまた近しい人ならば追体験することだって出来る。けど、その人の身代わりになることはできない。ああ痛ましや、と思い口に出したところで、それは空間に吐き出されてCO2と化してしまうくらい。

でも多分、今のこの状況下の中で、その慮りやら思いやりやら、初歩的な優しさが空気から抜けていってしまってるような気がする。他人がどうであれ、わたしはわたしで常にやれることをやっていきたいと思う。10の部屋に際して十戒でも作ってみよう。

・人の話を否定しない。

・人の話を目を見て聴く。

・分からないことがあったら聞いてみる。

・挨拶をきちんとする。

・整理整頓をきちんとする。

・思い込みで行動しない。

・カッとなりそうな時は自分にあたる。

・急がない。

・噂は自分で確かめるまで信用しない。

・今ある生物全てに感謝する。

…とんでもなく単純なことばっかり。

ただし、これができている人は、自分を含めほぼいない。その日の気分なんてものがあることは重々承知だが、それは言い訳にしていい文言ではない。それ故に挨拶をしない日があってオーケーだとは思わない、それ故に部下に当たって良い訳になるんだとも思わない。

トイレ一つ使うにしても、汚れることを防ぐことが運につながるだとかまあいろいろあるけれども、そもそもものをなるべく大切に使う、何事もある程度丁寧にやる、なんてことは人として、節度のある大人としてとんでもなく基本的なことだとも思う。

噂、フアーマなんてのはもってのほか、そもそも、いきていることに感謝できていれば他人を無下に陥れることもしないし、妬み嫉みも、他人を変えようという欲望から生まれるものであって、それぞれ生まれたままのものを尊重できればきっと、そんなこともしなくては良い話じゃないかとも、思う。

わたしは、人の笑顔が好きだ。そのためにできることがあればなんでもしたいと思う。自分が笑顔になるように、どのようなことでもするつもりだ。今、日本で起きていることも、身の回りでこれから起きようとすることも、僕以外の人間が絡んだ時点で、ある程度までもうコントロールはできないものだとも思っている。だけど、自分がそこに働きかけるために、自分でできることがたくさんあることも事実で、それをやろうとしてない自分がいることも、事実。

生きる、は、当たり前じゃない。

ありったけの奇跡が、今を、未来を創造しているんだから。忘れちゃいけない。せめて自分だけでも。人は変えられないけど、自分は変えられる。他人に影響を与えることまではできる。他人に、プレゼントをたくさん送ることはできる。自分が十戒を常にしっかりと心に持って生活することで、自分に関わる全ての人にプレゼントを与えられたらそれが良い。他人は変わらなくていいから、自分を常に変え続けたい。それができないのに、社会を、世界を、というのは時期尚早だから、地固めを兼ねて、十戒。

それらは時に変わるだろう。それらは時に、臨機応変になることを求められるだろう。それでいいから、わたしがわたしを自戒して、生きる。それが今わたしにできること。今わたしがやらなければいけないこと。

10号室より、t tatsuでした。Au revoir 🙂

t tatsu

山梨在住。あっちいったりこっちいったり、浮き沈みの激しい人生。音楽、本、映画やことばを好みます。多趣味多忙が代名詞。 …「あたりまえ」のことは、そうでもない...

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