私は元気で楽しくやってます。

住人


毎日が楽しい。


大学生になって2ヶ月半たったけど、高校生の時に何が楽しかったか忘れるくらい楽しい。学校に行くのもどこかに出かけるのも楽しい。家の中でぼーっとしててもなんか楽しい。なんで私こんなに楽しいんだろう。

初対面の年上の人と話すのは結構得意だけど、誰でもすぐ親しくなれるわけじゃないから同じ学類の人でもまだ知らない人は多いし、それでもこっちに来てからいろんな人に出会った。みんなすごく面白くて、でも何かしらこだわりとか信念みたいなの持ってて、そういう人たちといる時間が楽しい。


高校生の時、「多様性」てなんだろうって考えながら生きてた。「多様性」という言葉を意識しないとありのままの自分でいられなかったんだと思う。だけど今、そんなこと意識しなくてもありのままでいられる。否定されない事実が嬉しくて、毎日楽しい。


高校生の私をほんのちょっと、直感で思い出してみる。


毎日学校に行きたくなかった。漠然とした不安で死にたくなった。自分が思ってたより死は近くに存在してた。だから、今多少の後悔があったとしても二度と高校生に戻りたくない。高校生の時に出会った人たちの中には大好きな人も尊敬する人もいるから、全部が嫌な思い出なわけではないけど。

死に原因も目的もないけど。ただ生きてるのが嫌になった。それでも生きながらえた。周りに流される自分に腹を立てながら、関係ないのに妙に人を気遣う自分を恨みながら。家に帰ると自己嫌悪に陥った。たまに優しい大人や別の学校の友達に愚痴って一緒に遊んでもらった。ご飯も一緒に食べた。だけど家に帰ってくると気分が一気に沈んだ。すごくつまんなかったり、すごく楽しかったり、すごく死にたくなったり。そうやって呼吸だけは続けてきた。


大学生活は義務教育じゃないことを考えれば高校生活と同じなのかもしれない。けど、やっぱり自由度が全然違うと思う。それは一人暮らしだからなのかもしれないけど。なんでも自由だからこそ、責任とか普通に考える。今の自分の選択で将来の自分が決まると思うと怖いけど面白い。生きてる感めっちゃある。楽しむのも悲しむのも全部自分で決めるんだ。周りから絶対に影響されないで。

久しぶりに高校生の時のこと思い出した。卒業して2ヶ月しか経ってないけど、この2ヶ月半は濃すぎて過去を清算してくれた。生まれ変わったみたいに毎日が新しくて楽しい。大変なことや嫌なこともあるけど、そんなの高校生の時に比べたらどうってことはない。毎日ドラマ見ながらご飯食べて、学校に行けば面白い人がたくさんいて、みんなそれぞれ魅力があって、理不尽に否定されることがなくて。毎日本当に楽しい。


来年の今頃はもっと楽しいといいな。来年から専門が多くなるけど、その頃には高校生の時に心の拠り所だった将来の夢に近づいてますように。

manako

進学で長野県外にいます。ときどき思い出す言葉は「理解するのではなく認めよう」

プロフィール

関連記事一覧

  1. しえさんしえさん

    「私は元気で楽しくやってます。」
    そのタイトルがとても素敵で、お会いしたことないけど、でも、そうなんだ、良かったとなぜか安心しました。きっと、大学に入って、高校時代よりも呼吸がしやすくなったのではないでしょうか。来年もまたmanakoさんが「私は元気で楽しくやってます。」と言ってくれたらいいな、なんて思いました。

    • manakomanako

      しえさん、コメントありがとうございます。

      見えない誰かに文章を書くなんて初めてで、何を書こうか悩んで結局もともとの知り合いや友達に聞かれる「大学生活どう?」に対する今の私の答えっぽくなってしましました。大学、楽しいです。息苦しくもないです。

      まとまりのない文章ですが、来年はもっともっと楽しさが伝わる出来事と文章になれば良いなって思います。