愛だ。愛だね。愛だよ。

師匠も走る「師走」とは、本当によく言ったものだ。

2019年の年末はなんかもうめちゃくちゃだった。

あれやって、これやって、ハイ飲み会！

あそこ行って、ここ行って、ハイ飲み会！！！

なぜか予定がいっぱい入っていたから、常に誰かと過ごしていた。

私にとって、ひとりの時間を持てないのって結構苦痛なこと。

例えば、一人で映画を見て、余韻を噛み締めながら権堂アーケードを歩く帰り道とか。

ちょっと天気の悪い休日に、ラ・ムーで498円のピザを買ってDVDを見ながら食べる瞬間とか。

インターネットラジオを聴きながら、深夜３時まで鶏ガラスープを仕込んでいる時とか。

そういうのを一番贅沢に思うのだ。

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私ってそう、って思っていたから。

だから、予定だらけの年末を結構楽しんでいる自分がいたことに驚いた。

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クリスマスのケーキを１個に絞れなくて、ひとり２個ずつ買って帰ったりだとか。

ディズニーランドのコーヒーカップを全力で回したりだとか。

新幹線でイヤホンを半分こしてM-1の敗者復活戦を見たりだとか。

で、その後Twitterで本戦を実況しあったりだとか。

初詣の帰りに「寒すぎる！」って言って、友達３人で腕を組んで並んで歩いたり。

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人と過ごす時間を、愛おしく感じちゃったのだ。

なんていうか、ぜんぶ愛だった。

いっこいっこに愛を感じちゃうのだ。

何かを愛するってことが怖くなくなったのかもしれないな。

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みんなはどんな時に愛を感じるんだろう。

なんで愛を感じるんだろう。

どこで愛を感じるんだろう。

こんなにも私が愛を感じていたことは、一緒にいた人には伝わっているのかな。

なんでなんだろう。

なにが変わったんだろう。

みんなの愛も知りたいな。