ブルベ冬
住人
わたしのパーソナルカラーらしい。
「貴方はこのタイプです。この系統の色の服やメイクをすると1番いいです。」
怖いくらいこれが当たるのだ。
好きな色味じゃない。好きなのは淡くて可愛い色。こんな濃い色好みじゃないのだ。
どうして好きな色とわたしに合う色は違うのだろう。
ああ、そうだ。他人に関してもこんな感じだった。
顔とか性格が好みだから仲良くなりたいと思ってもあんまり仲良くなれず、仲良くなれる子はわたしと似たような特別可愛くもなければ性格も悪い子。
でも、なんでも話せる子は結局そういう子なのだ。
わたしはわたしが嫌いなのにどうしてなのかな。
わたしにはわたしとは違う顔も性格も良い子はどうやら合わないらしい。仲良くなるにはわたしを殺して違うわたしになりきらなければならない。
パーソナルカラーを無視した服は顔を暗く見せ、自分の価値を落としてしまう。
わたしに合わないわたしの好きなものか、わたしに合うわたしがそんなに好きじゃないもの。
何に合わせるのが正解なのか。
今日もそんなものに葛藤している暇な人間のわたし。
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