引退します。

住人

おどりばに入居してからの6年を終えようとしている。これまで書いた原稿は今回を含めて72本。我ながらすごいじゃないかと関心しているし、とりあえず100本日の景色を見てみたいとも感じている。毎月休むことなく連続して投稿できているのも奇跡。コロナ禍、転職、父の闘病と逝去などを、よく乗り越えて生きたね、わたし。えらい、がんばった、ありがとう。まあ、書いている内容についてツッコむと「毎回同じやん!」と言いたくもなるが、それでも書きたいことなので書くのだ。「わたしはわたし」、「永遠に書き続ける」、「やりたいことをやれ」、「わたし、精神病でも最高」と何度でも言いたい、叫びたい。うん、何回だって書いてやるもんね。だから、おどりばを卒業しませんよ、残念ながら。もうここに誰もいないから、待っていてもしょうがないと思われるかもね。だけど、せっかく発起人の三人が作ってくれた居場所だ。そこに混ぜてもらったのに過疎ったくらいでオイソレと退去するわけにはいかない。わたしはバカなのかもしれない。でも、ただ「書いてもいい場所」を守りたいだけ。「もうおどりば閉めます」と言われない限り、ずっと書き続けたい。何を書くか?! は別にして。その時の感性で楽しんで書きたい。だからこの先も健康でいないとな。「体が資本」って母がよく言っているな。

何から引退するのか? という話でした。長い小説を書き、新人賞に投稿することをやめます。昨年9月に「血の粥」というわたし自身の最高傑作が、文学賞の予選にかすりもせずに落ちたことが相当ダメージだった。 1年くらいしたらまた長編小説を書ける気がしていたけれど、本日の段階でその傷は癒えていない。完全に心が折れてしまった。20歳からの29年間の夢だった作家デビューは諦めたんだよ。実力不足、それを痛いけれど受け止めねば。傷心期間、手紙作家という活動も始めてみた。毎日、架空の誰かに手紙を書いた。だけど、今は1週間に1通書ければ良い方。1年も続いていない。続けるってホントにムズかしい。1000通書くまで続けると決心をしたにも関わらず、238通で止まっている。3年がんばるだけ……と余裕ぶちかましていたけれど、現実は甘くない。そう考えるとおどりば6年ってイイ線イッてるね。よく続いた、続けた。これからも気負わずやります。

今は長い小説やめても、「わたしはわたしだ」と胸張って言える。以前までは有名になって国民全員に承認されたいっていう想いが強かったのね。見返したいとか考えてたね。現在、それはない。そんなことのために書くのはめんどうだと感じるし、時間のムダだとさえ思う。「書ければそれで良かったんだった」。そのことに今更気づいてしまったのだよ。当面は今のペースで一日一時間だけ短い小説を書く、詩を書く、エッセイを書く。毎日。それを気に入った様々なデザインのノートに手書きで残して記録し記憶している。イラスト付きでね。手書き、手書き、手書き。今はそれが嬉しくて楽しい。もうAI時代だし、ヤツらにはとてもじゃないけど太刀打ちできない。「何だったら自分らしさで勝てる?!」と考えたら、手書きじゃないかと思うわけで。後付けの理由だけど。ううん、勝つとか理由とかの次元で話しちゃいけないんだった。「好きなことをやる」、ただそれだけ。人間ともAIとも猫とも比べない。みんなスバラしくて、わたしも最高の存在。長編小説、引退します。

でもカムバックしたってイイじゃない。マイケル・ジョーダンは2度引退を撤回して戻ってきたんだもの。わたしはバスケの神でも、悟った文筆家でもないけれど、意地や誇りはある。プロではない。アマチュアでもない。単純に「なかがわよしの」で居る。死ぬまで「なかがわよしの」したいし、するつもり。 もしかしたら書くことさえもしなくなるかも(!)。残念にも受け取れるが表現者であったら、それでいいかも。その方法がノイズミュージックやエレキギターやアコギだったら、にっこり笑える。何かしら続けている、発信源でいたい。noteは毎日連続投稿にチャレンジし続けていて、当面は1096日を目標に。そう、3年連続毎日投稿だね。残り100日くらい? 「続けること」がわたしの唯一の才能。それを大きな声で恥ずかしげもなく叫ぶ。何回だって書きはじめるよ。だからさ、またもう一回小説家を目指すことも有り得るよね。って引退するんじゃなかったのかーい。一度きりの人生だからだなんて野暮なことは言わない。そんなのは嘘だ。何回だって始められるのが生きるということ。さすがに人殺しも戦争はいけないが、それ以外の大抵のことにやり直しのチャンスはあるんだ。どんなに失敗してもどんなに人を傷つけても、続けるよ、「なかがわよしの」を。

なかがわ よしの

生涯作家投身自殺希望。中の人はおじさん。早くおじいさんになりたい。

プロフィール

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