20171221

住人

21号室の住民になったとき、12月になったら書こうと決めていたことがあります。おどりばで書いていいのか分からないけれど、誰が読むか分からないところでこの話をするのは初めてです。


2017年の12月21日は私の大好きな人との最後のお別れをした日です。韓国のアイドルグループのメンバー、キムジョンヒョンさんの出棺の日でした。私は学校があって、授業中に窓の外を眺めて「さようなら」をしました。


2018年の1月に5枚目のソロアルバムのリリースを予定していました。亡くなる少し前にはソロコンサートを無事完走して、メンバーの誕生日も迎えました。あと一週間でクリスマス、という12月18日にお姉さんにメールを送って亡くなりました。


私はずっと泣いていました。泣きすぎて頭が痛くなりました。それでも、寝て起きたら嘘になっているんじゃないかと信じていました。私は音楽を聴くことが大好きだし、アイドルもたくさん知っています。だけど、彼だけは特別でした。彼の声に惚れているし、彼の作る曲が大好きです。メンバーのことが大好きで、ファンのことも同じくらい大好きで、人の痛みがわかるとても優しい人です。ラジオの和訳を見ると、彼がいかに優しくて暖かい人かがわかると思います。




でも、死んじゃいました。




学校で、「大丈夫?」とたくさん言われました。「(あんた)生きてる?」と笑って言われたこともありました。「私は〇〇のファンだけど、自分の推しが死んじゃうと思ったら辛すぎる」と私にわざわざ報告しに来てくれた人もいました。

大丈夫だったら学校来て泣いてないし、笑顔で生きてますってどうして今言えると思ったんでしょうね。悔しいけど生かされているんですよ私は。じゃあ本当に辛いだけか、あなたの推しも死んでしまえばいいのになんて言うわけないじゃないですか。みんな一体私になんて言って欲しかったんですか。疲れた顔で引きつった笑顔作って一言「大丈夫、心配してくれてありがとうね。」これしか言えなかった、いや、これだけ言えた私を誰か認めて、理解なんてしなくていいから認めて。


あと、人の痛みを知ろうともしないお前らのこと私一生忘れないからな。


2017年の12月21日、大好きなキムジョンヒョンさんと最後のお別れをしました。

本当はちゃんと会いに行きたかったけど、会いに行けなくてごめんね。ジョンくんにもう会えないと思うと私まで死んでしまいたくなるよ。私の代わりに生きて欲しいよ。だけど、今はゆっくり休んでね。また会おうね、私たち。


종현아_덕분에_내_평생이_따뜻해

ジョンヒョナのおかげで私は一生暖かい




12月は悲しい月です。大好きな人の死を思い出すから。




manako

進学で長野県外にいます。ときどき思い出す言葉は「理解するのではなく認めよう」

プロフィール

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