自然の中に意識が吸い込まれて
住人
朝起きて、目をさます
朝の音はとてもなめらかで、優しくあたまを覚醒させる
風のおと、光のおと
足から土の温度がじわりと伝わって、僕の立つ場所を認識する
眩しいくらいの光にほっとして
思いっきり息を吸い込んだら土のにおいがぼくの意識を引っ張る
ここにいたいと、体の奥では思うの
いつも土にふれていたい
いつも土の匂いを感じていたい
いつも風に揺れる草木を見たいと思う
僕が一番いたいと思う居場所、それが自然の中
何も干渉していないように見えて、全てが繋がっていて
風も、雨も、どんな天候でも自然はいつだって大きいままで、いつも全てを受け止めて自分の中に取り込んでいく
そうして受け止めきれないものたちが溢れて、災害となって人へと襲いかかる
やがて災害は収まり、いずれ新たな芽が息吹く
破壊と再生を幾度となく繰り返すその様は
ただただ、でっけえやつ。てことを感じるだけだった
そのでっけえやつのなかでぼくは生きていきたいと思った
自然のリズムが心地よく体に刻み込まれて
次第に感覚は研ぎ澄まされ
自然の動きに沿った暮らしの中にはたくさんの生活の知恵が詰まっている
だからぼくは、静かに、そっと、自然の中へ意識を落としていく。
改めてとなりますが、初めまして
やまぐちなおとです。
普段は珈琲焙煎と農的くらしの最中です。
以後よろしくお願いします。
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