【002】今日はいつもより空が大きい
住人
空が嫌いな人はいるだろうか。
私は多分、空が好きな方だと思う。
空も多分、私を好いてくれていると思う。
私が何をしていても、ずっと見守ってくれている気がする。
久々に生まれ育った地元、長野に帰った。
何もかもが変わっている…なんてことは無く、新しいお店ができたり、前にあったお店がなくなったりしていた。
変化には敏感な方だと思う。
長野にずっと居る人よりも、こうしてたまにしか帰らない自分がその変化に気づくことの方が多かった。
よく行っていたラーメン屋の店主の人は変わってないなぁとか、でもなんとなく味が変わった気がするなぁとか。
サイゼリヤのメニューが新しくなったなぁとか。
(四国にサイゼリヤはない)(長野以外にもサイゼリヤはあるが)
それに、四国と長野の違いにも気づかされた。
よく言われる割に、今まで一度もそう感じたことがなかった
「長野は空気が美味しい」ということ。
今回の帰省で、初めてそれを実感した。
一人、地元の道を歩いていると、澄んだ空気の美味しさに気づかされる。
マスクが無い方が、綺麗な空気を吸うことができるような気がしてくる。
大きく深呼吸すると、体の不純物が洗われるようだった。
深呼吸すると、自然と視線が上を向く。
毎日眺めている空なのに、なぜだかこの日は空が大きく感じた。
雲一つない青空が、空に天井が無いことを教えてくれる。
夜は星が綺麗に見えて、空に無限の広がりがあることを知る。
いつかまた、こんな綺麗な空を見に戻ってきたい。
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