時間

住人

学校帰りの寄り道、部活、文化祭、なんでもないコイバナ、受験勉強。

学生時代に戻りたいと思うことは何度もあって、その度にもどかしい気持ちになります。未来なんていくらでも選択できたあの瞬間。

あの時は早く大人になりたがってたのに、大きくなると昔に戻りたくなるのはなぜでしょうか。今だって、十分若いはずだと分かっているのに。でも、やっぱり戻りたい、やり直したいと願ってしまうんです。

「時間」は平等で、みんな同じ時を過ごしてきたはずなのに、年下の子を見て、羨ましいと思う気持ちは贅沢ですよね。

最近よく、先のことを想像して、焦ることがあります。

それは漠然とした焦りでしかないのですが、とにかく、今の自分は時間に縛られていると感じています。

前回の記事でも焦っていたので、私はいつもなにかに焦っているのですが…

歴史を感じさせる時計

以前、仕事で行ったセミナーで、他社の女性の方たちと話す機会がありました。みなさん、「年齢」というしがらみを感じている中、一人だけそんなもの気にしたこともないと言っていた方がいました。

「若いから」「大人だから」

そんなものは気にしたことがない、と。

かっこいいと思うと同時に、「そうは言っても…」と苦いような気持ちにもなりました。

時間や、若さを気にするのは、特に女性に多いそうです。

おそらく、結婚や出産、仕事など、現実問題としてリミットがあるからでしょう。

でも、「気にしたことがない」と言い切った彼女は、きっと自分の道がまっすぐと伸びていて、「年齢」というのはきっと「道」でしかなかったのでしょう。

「老い」は使い込んで、馴染んでいった革のようなものだったのでしょう。

樹の年輪が、生き抜いてきた証のように、年を取ることはとても自然で、気にすることなどなにもなく、むしろ誇れるものなのかもしれません。

アラサー、アラフォー、アラフィフ。

これらが意味することは、おそらく良い意味ではないことが多く、なにかを諦め、縛るために使われてることが多いと感じます。

人生は長く、過ぎ行く日々を投げめるだけでは勿体ない。

時間は有限。

これは変わりようのない事実。

でも、それをどう受け取るかはその人次第。

仲のいい先輩が、「30歳になるのが楽しみで仕方ない」と言っていました。

その考え方がすごく素敵で、何歳になっても、そうゆうふうに思えるようになりたいというのが、最近の目標です。

時間に縛られないというのは、何よりも自由だと思います。

tsumiki

猫と旅行と食べることがすきな会社員。

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