旅について

住人

旅は好きな方だと思う。

社会人になってからは特に東南アジアを中心にGWやお盆などの連休を利用して

日々の労働から逃げるように、一人飛び立つのである。

「脱労働!」「脱資本主義!」「ウエルカムぐーたら人生!」

を心に誓い、前日に必要最低限の荷物を詰め込み、飛行場に向かう。

言い過ぎた、実のところ資本主義についてもよくわかっていない。。

行った国はベトナム、インド、タイ、台湾、マレーシアくらいで所謂バックパッカーと言われるほどではなけど、結構ハマっている。

学生のころは友人と二人で青春18切符を買い、東京から福岡、東京から青森など大学生らしいモラトリアムをしていた。

めちゃめちゃきつかった、一日12時間くらいは各駅停車を乗っていた。

その友人も結婚してましい、一緒に行く人がいなくなったのである。

去年、彼の結婚式に参加し、非常に幸せそうでよかったけれど、

「おれの旅仲間と結婚しやがって一緒に行く人がいなくなったじゃないか、、」

と少し寂しいな気持ちにもなった。。

なんせ彼とは大学時代、なんだかんだ3か月くらいは僕の東京の6Kのアパートで共に生活をし、一つのベットで寝ていたのだから。

※ちなみに僕の恋愛対象は女性です。寝るときは同じ方向で寝るとさすがに

気持ち悪いので、どっちかが頭と足を反対にして寝ていました。

彼は中学の同級生で新潟の大学通い、就活で東京に来て、僕の部屋を拠点に生活していた。

僕は大学の講義を夕方終え、彼に連絡する。

「今日、何時に帰る?」

「7時に経堂」

って具合に連絡を取り合い、一緒に日高屋でご飯を食べ、帰り道に酒とスナック菓子を買い、帰宅しだらだら彼の就活状況や将来のことを話し、近くの銭湯に行き、

ほっこり温まり寝る。という日々を過ごしていた。

ホント第三者から見れば、「彼女か!」というツッコミをいれたくなる。

思い返せば、彼との生活は他に様々な出来事があり、このまま彼との生活について書きそうだったけれど、今回は長くなるのでやめときます。。だってタイトル「旅について」にしてしまったし。

そんな感じだから、彼の結婚は強制的に僕が一人旅をする理由になった。

旅のスタイルは初日の宿、往復の航空券だけを決めて、あとは現地で気ままに、ぷらぷら

するのが好きだ。

一度、現地のガイドを付けたことがあるのだが、ぼくの時間を完全にテキパキと

仕切りはじめ、観光地に行き、マニュアル的な説明をマシンガントークされて、非常に疲れた。

こういうのは求めてない。心の底から帰ってほしかった。

別に有名な観光地にどうしても行きたい訳ではないし。

異国の人たちに囲まれて、屋台で食事したり、街をランニングしたり、バスで隣町まで行ったり、なぜかホッとするのである。

特別なことはしないけれど、「生活」をする。

東南アジアの暖かい気候と秩序の緩い雰囲気が心地良い。

台湾の屋台の独特なにおいは強烈だし、ベトナムのホテルの朝食のパンにはハエが止まっているし、インドでは街を数分歩いただけで、子供が金をせびりに群がってきた。

日本を見習え!、おもてなし精神はないのか!

と思う瞬間もあるのだが、それでも良いのである、ていうかそういうのが良い、不完全さというか。

人間らしい、本能というか。

日本は便利で安全で快適だけど、どこか窮屈だなあと感じてしまう。

でもまあきっと、東南アジアに住めば住んだで、その土地土地の問題に直面するして日本サイコーってなる気がするけど。

以上、初投稿でした。タイトルにそぐわず旅の内容が薄い気がするけど、同居の方々の寛容さに期待して、初投稿は終了します。

以上、28歳、28号室、渡辺でした。

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kei

ゆとり世代、地方ゼネコンで働くリーマンです。 会社や社会で感じる違和感を別の環境にいる方や自分自身に問いてみたくて始めました。

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