流動食

住人

考えたいことはいっぱいある。

自分の将来、日本の現在と未来、世界の状況。差別について、子を産み育てることについて、コロナ禍の大学生活。

でも、なんだか以前のようにはできない。

深く潜り、考え続ける体力が落ちている。

原因は目星がついている。Twitterだ。

毎日、いろんなことが起きる。いろんなニュースが流れる。

そしてわたしのタイムラインにはその都度、それらに対する意見を述べてバズったツイートが流れてくる。

さすが何万もいいねがついているだけあって、ものすごく説得力のある意見だ。視点もニュース番組とはちがう。なるほどなあ。たしかになあ。

そのツイートを「いいね」だけして、親指はタイムラインをめくる。

この間わずか5秒。たまにリプライ欄も見て10秒。

単純計算で、1時間タイムラインを眺めているだけで、360から720ものツイートが視界に入ってきていることになる。1ツイートは最大140文字だから、多いときで10080文字。

時速10080文字の情報の濁流を常に脳みそに流し込み続けて、弱ってしまっているのかもしれない。

でも、それ以上に、誰かが嚙み砕いて書き起こしてくれた自分の中のぼわんとした考えに近いツイートに賛同するだけの日々は、ぬるったくて、永遠に居られてしまう。

噛む力をなくしたわたしに、一理ある意見の流動食を流しいれてくれるTwitterというツールは、忙しい日々に世論を知るのにぴったりではあるが。

はたして。わたしはこのまま、情報の濁流の中から食べやすいものを選んで、受け取っているだけで、いいんだろうか。

脳みその筋トレをしたい。意見を求められて、引用しかできない自分はなんかダサい。

ただ、筋トレってすごくきついし、常にそれを意識していなければならないから大変なんだよなー。

でも、いまこのコロナ禍は、きっと将来教科書に載るだろう。わたしたちは時代の転換点にいる。

選択を迫られたとき、きちんと自分の意見を持っていられるようにしたいです。したいって言うことはできる。したいな~

おてあらい花子

鼻唄みたいな言葉と、呟きみたいな歌をこぼします。20歳です。

プロフィール

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。