徒然

住人

あけましておめでとうございます。

と言うと、あっまだ1月か

と思うけれど、もう1月24日で、もうすぐ2月になろうとしている。

相変わらず忙しく過ごしています。

忙しく過ごしているけれど、自分の中で変わってきたことが少しあって、でもこの少しの違いがかなり大きな影響を及ぼしていることに気づいたこの頃です。

それは    “がんばりすぎないこと”   。

別の言い方をするならば、休むこと。ちょっと手を抜くこと。

良くも悪くも頑固で職人気質なところがあった私は、若さと体力も相まって、どうにもがんばりすぎていたように思う。

自分なりのこだわりもあったし、変に自分に厳しいところもあったし、手を抜くことに罪悪感だとか心残りがあるのが嫌だった。

それが、休むことを許せるようになったのだ。

もっと言うと意識的に休む時間を作るようにしている。

自分が本当に何も気にせず没頭できる好きなことや趣味でもいい、好きな人と会うことでもいい、旅行でもいいし、長風呂でもいい。

もちろんたっぷり睡眠をとるのはとてもいい。筋トレもいい。ストレッチもいい。

ちゃんとご飯を作ってしっかり食べるもいい。

とにかく、自分の心や体が必要としていることに意識を向けて、労ってあげる。癒やしてあげる。

自分は自分だけど、自分に一番近い他人で、でも自分の人生をどうこうできるのは自分なのだから、自分が一番、自分をちゃんと大事にしてあげないといけない。

健やかな魂は健やかな身体に宿る。

逆もまた然り。繋がっているのだ。

他の誰でもない自分が、自分と。

折に触れて思い出す、ある物語の台詞がある。言い回しなどは少し変えるけれど

「あなたはあげすぎてなくなっちゃったんだ」と。

優しすぎる人は、自分を蔑ろにして犠牲にして、他人に尽くしてしまう。大なり小なり。

譲ってしまう。負けてしまう。

他人に愛や優しさや思いやりを分け与えていけることはとても素晴らしいことだと思うけれど、あげすぎたらなくなっちゃうんだよと。

どこかで、なにかで、補う必要がある。

受け取る必要がある。

受け取ることを自分に許す必要がある。

与えすぎてしまう人は、往々にして受け取り下手な人でもあると思う。

僕なんて、私なんて、いえいえそんな、もったいない、欲しい人どうぞ、と。

自分がだれかにあげるように、自分も誰かからの気持ちを貰っていいんだよ。それは悪いことなんかじゃないよ。

というわけで、話が少し逸れましたがとにかく私は今、しっかり働くけれど休む時間もちゃんと確保するようにしている。

そうしているうちに体が整ってきて、精神バランスも整うようになって、それらが崩れているときも以前より自覚的になって、そういうときはまた必要な物事で必要なように休んで、もうひとつ気づいたことがありました。

それは今までの自信のなさとの因果関係について。

20代そこそこの自分は、前述のとおり気力も体力も充実していて、がむしゃらにやって来れたけど、いまいち望む結果に繋げられなかったし、その理想とのギャップに悩んだり落ち込んだりもした。自分にあまり自信も持てなかった。

そりゃ自信がなさそうな人に仕事頼みたくないよねって思っていたから、ハッタリでもいいから自信があるように見せなきゃと思って、自信を捻り出そうとしていた、たぶん。

自分の中だけど自分の中のどこでもないようなどこかから。無理矢理。

でもそんなの自信がなくて当然なんですよ。

なぜなら自分が、他人にかまけて、自分の望みを叶えてこなかったから。

自信はどこかから湧いてくるものじゃない。

自分が自分を信じること、信頼すること。

きっと子供のころは意識せずにできていたこと。だから怖いものなんてなかったしのびのび自由にいられた。

他人と関わるにつれて、他人の目を気にして、他人の望みを叶えるようになって、

自分のこうしたいああしたいを先送りにしたり後回しにするようになって、

心当たりありませんか?

体調悪いけど仕事休んだら迷惑かけるな、とか

嫌だけど嫌だって言ったら空気が悪くなるしな、とか

もちろんそうなのだけど、本当にどうしようもないときは休んでいいし断っていい。辞めていいし逃げていい。

心が、体が、SOSを出しているなら、それを無視しないであげてください。

そういう声を無視し続けていたら、自分だって自分に愛想を尽かすし、あ、叶わないんだな、言っても無駄だなって思うし、信頼できるわけがないんですよ。

行けたら行くは行かないとほぼ同義。ちょっと違うか。

でもそう。他人に配るより先に、ちゃんと自分を満たしていく。

溢れたぶんをあげればいい。

だから、疲れているなって感じたり、好きなはずの物事が苦しく感じたり、なにもする気が起きない人は、休みましょうね。

休んでいいんです。

自分で許せないなら、わたしが許します。

はろ

何者でもない わたし と あなた に寄せて。

プロフィール

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