怠惰な僕は思考停止したい

住人

僕、怠惰なんですよ。

怠ける に 惰性 と書いて 怠惰。字面すごい。ダメ人間の感がすごい。

本当になにもしたくないし、なにも考えたくないし、ずっと寝てたいし、永遠にゴロゴロしていたい。起きたくない。お布団きもちいい。ちなみに僕はいま、高橋優の『ボーリング』を聴きながらこの文章を書いています。ああ、めんどくせえ。

所謂ADHDってやつなのでしょうか。長時間椅子に座っていたりができないし、基本的に落ち着かない。そして一番やっかいなのが、異常にいろいろなことが気になってしまうこと。あの人はいま何を考えているのだろう。これはこうしたほうがいいな。世間一般には「気が利く」というやつなのかもしれないけど(実際よく言われる)、当人としては厄介な能力でもあるのです。

作業中でも新規情報を120%で受付けちゃっているので、言われてもいないのにやることリストが積み上がっていく。記憶まで上書きされるわけではないので、「ああ、あれやってないや」が次々に増えていって、ジリ貧になってしまう。多くのものごとにまんべんなく注意を配りまくった結果、詰めが甘くなってしまうことも。そして、本当に大切にしたいものを大切にできなくなっていってしまうのが特に苦しい。

僕はいま、ちょっと情報過多を起こしてしまっていて、こういうとき、突如としてショートしてしまうことがある。普段とは逆に、なにも考えられなくなる期間があって、最近はその予兆が見受けられる。忙しいっていうよりかは、慌ただしいこの状況を処理しきれていない自分が腹立たしくなる。でも、この瞬間も別のことを考えている。

そりゃ僕なんかより忙しい人はたくさんいるし、僕なんかより忙しいのに効率的にこなしていく人も知っている。例えば、いまスタバで目の前に座っている藤原くんはさっきからウトウトしながらもずっとPCから目を離さない。自分が思い描くものをかたちにしていくためには、この気にしいな性格とも折り合いをつけていかないといけないのだろうなあ。

はて、自分が思い描くものとはなんだろう。自分が送りたい生活のことだろうか。だとするのならば、前述しましたとおり、僕は本当になにもしたくないし、なにも考えたくないし、ずっと寝てたいし、永遠にゴロゴロしていたい。起きたくない。お布団きもちいい。キングダムの続きが読みたい。

この違いはなんなのだろう。ずいぶんと活動的になった自分と、怠惰な自分のギャップにも苛まれる。とはいえ、どちらも間違いなく僕だ。考えごとが止まらない自分が、本当は嫌いじゃない。考えているのが好きだ。おどりば だって、好きだからやっている。だらだらしていたいけど、それよりも楽しいことがあるのも知っている。でも、たまにはだらだらしたいな。

思考停止したくないけど、思考停止したい。思考停止したいけど、思考停止したくない。この感情を整理するのに、『余白』という言葉がしっくりくる。

生活に『余白』を持つというのは、決して無になる瞬間を設ける、ということではなくて、ゆとりをつくる、ということだろう。休みと活動を切り分けるのではなくて、その両者が連動するような。いずれにせよ、少しバランスを考えて生活をしていきたいです。ああ、でも、あれもしたいし、これもやらなきゃ。うああ、なにもしたくない。なにも考えたくないなあ。

とりあえず、今日は早めに帰ります。

ハタコシ

おどりばの大家です。深層の想いをともに捜しに。

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  1. ゆうり

    こんばんは。コメント失礼致します。
    わかります。なーーーーんもしたくない。
    あと、頑張ってるうちに、急に全てが嫌になったりどうでもよくなったりする。
    人間は多面的なので、相反する自分もいるんですよね、自分の中に。
    ご無理なさらず、たまには適当に…(笑)

    • ハタコシハタコシ

      コメントありがとうございます。
      そうですね、こんなときもあれば、乗り気なときもあって、そんな波の繰り返しだとは思うのですが、どうも息を抜くのが苦手で。そのくせ手は遅いので、どんどん溜まっていってしまうんですよね、仕事であったり、感情であったり。そうしたものが溜まりきってしまうと、うまく言葉を吐き出せなくなってしまうのだと思います。適当でもいいから、おどりばする時間を定期的に持っていきたいなあ。ああ、めんどくせえ。

  2. ハタコシハタコシ

    auto さん

    お返事が大変遅くなってしまいすみません。このところうまく頭が働かず(それでも思考停止には至らない)。
    怠惰でありたいという自分も、妙な真面目さから生まれているのかもしれませんね。
    諸々めんどくせえことだらけなのですが、そのめんどくささが好きな部分もあったりするもんだから、これまためんどくさい。
    (まあ、めんどくさいもの好きじゃなければ、おどりばやってないのかもしれないな…笑)

    面倒と余白は案外近いところにあって、考え方次第なのかもな、と思いました。
    なにを言ってるかは自分でもよくわかりません。めんどくさいので熟考しません。