Ace No. 10

小さい頃からの夢。
叶えること、できていますか?

小さい頃の僕の夢は、野球選手。野球で、エースナンバーをつけて、見ている人や自分が、ワクワクするような、そんな野球選手になることが、夢、だった。
無我夢中で、目の前にあるものを追うことが好きだった僕は、その好奇心が野球ボールに向いたようだった。
打席に立てば、放たれた球をいかに打つか、無心で追いつづけていた。地元のスポーツ少年団に入っていたわけではないが、草野球をしてはライトについたり、ピッチャーをやってみたり…。
将来は必ず人に野球の楽しみを教えるんだ!!
そんなことを思いながら、中学生になって、野球部に入部した。そこでぶちあたった壁は…
体力。
なんとまあ、小学4年生の頃から太ってしまったこともあり、肩と打撃が良くても、球を追うことができない走力と体力になってしまっていたのである。これは大問題だ…と思い、いつかは必ず野球に戻るよ、戻って将来高橋由伸みたいな選手になるんだ!と思いながら、体力のために、陸上部に入部した。
人生が大きく変わった瞬間だった。

朝早くから走り込み、また雑務も積極的に行ったこともあり、2年の後半、代替わりの頃になると、副部長までなっていた。肝心な足の速さ、というと、小学校ののころからは4秒も縮め、体重も12kg落とすストイックぶりで、よく保健室から大丈夫か?と通知が来ていたのを思い出す。
それでも、4×100mRのメンバーに選ばれたり選ばれなかったりする、絶妙な位置だった。200mは選手として出ていたが、校内でも速さが5.6番手と微妙。県大会は2チームリレーの選手が選ばれるが、僕は常にBチームの『エース』だった。
高校野球やサッカーなんかでいうと、ナンバー10を身につけるのは、エース。エースは、チームの状況を読み取って指揮したり、動き出したり、窮地を救う役目を担う大切なもの。本当は、Aチームのエースになりたかったけれど、速さ、カリスマ性、人気全てにおいて、向いている友達に、常に先を越されたような気がして、また本気で走っても越せなくて、尊敬と妬みと無力感とパトロンとしての役割と、、、なんだか様々な感情を抱いていた。
リレーはかつて地元が所属していた郡内で、Bチームは9位。8位までが県大会に進める。つまり、ぎりぎり、アウト。0.1秒の怖さを知った。そしてこの悔しさは、僕の諦めない精神に、火をつけた。本来引退のこの総体だが、11月に行われる駅伝に挑戦することを、決めた。
この頃、短距離に特化していた僕の3000mのタイムは、12分。夏の記録会で壮絶なビリッぷりを披露してしまった。これで本当にできるのか?走りきれるのか?どうなるのか?わからないまま努力するのが、とても楽しいのだから、この性格には敵わない。結果、11月には3000mを9分台中盤で走ることができた。しかし、出たレースは、補欠のレース。結果は5位。補欠のエース。そう、恩師に言ってもらえて、泣くほど嬉しくて、泣くほど悔しかった。努力は報われる、そんな言葉は、見方によっては人を傷つけるナイフにしかならない、そう感じたのも、この頃だった。

その後、高校の陸上部でも同じようにリレーでは期待の補欠エース。吹部では影の立役者…中学の頃からやっていたベースでは、大学になってから唯一、軽音部の各バンドから声がかかるようになって、また長野のフェスや福岡でのワンマン、新潟、東京、赤坂BLITZなんかでもライブできるようになったりした。けれど、その他の人生については、何事もいつも、エースのような煌びやかな活躍はすることができず、センスのかけらも無いものばかりで、なんだか生きている意味もよく分からなくなった。
隣の芝生がとっても、とっても青く見えて、
僕は人と比べることから逃げることができなくなってしまった。エースになりたい。輝きたい。いつも揶揄してくるあいつのような人生を生きたい。

表舞台に立てなかった、僕の人生。これからどうなるかはわからない。けれど、少なくとも、これまではそうだった。
だけど、よく考えてみよう。
表舞台にたったひと
揶揄する人、背中を押してくれた人
応援してくれる人、仲良くない人
先生、先輩、祖先、その他諸々
自分以外の何者かは、僕の人生の中で
主役を張ることができないんだった。つまり、僕の人生でのエースは、
僕自身、だった。
忘れるところだった。いや、
完全に忘れ去っていた、重箱の隅にもなかったのかもしれない。
それに気づけた瞬間から、僕は僕の物語を紡げばいいんだと、改めて考えることができるようになった。自分以外の登場人物は、僕を高めたり、僕を邪魔したり、それはもう見方によっては色々ある。だけど、
僕の物語の中の主人公ではない。
主人公は、引き際を見極めたり、出る幕を考えたり、まさに、人生のエースとして躍進できる!!そんなふうに考えたら、トイレのふたを閉める閉めない、歩き方、呼吸の仕方…日、ありふれたものでさえ、かけがえのないものに考えられて、生きるのがちょっとだけ、楽しくなってくる。
そんな気が、するのは自分だけ、かな。
それでもいい。
小さい頃からの夢、どうやら僕は叶えられていないようです。でも、自分がワクワクするような生き方を、これからはしていきたい。自分がワクワクして、笑顔になって、キラキラして、それを見た周りの人たちが笑って、ワクワクして、希望を持てる…そんな好循環は、理想。
自分の人生の、
『エース』として
胸を張っていきていこう。
もしかしたら、僕は
夢を出遅れてしまった人、
なんだと思う。
それでも、今からでも、夢を持って、夢を追って、生きていく。
まるで、勧善懲悪の、ヒーロー物語のように。
だって、
If you can dream it, you can do it.
ウォルト・ディズニー
自分自身の、『10』、承りました。
10の部屋の住人、t tatsu より。
はじめまして。
9号室住人のゆうりと申します。
コメント失礼致します。
tatsuさんの記事、共感できることがたくさんありました。
わたし自身、他人軸で生きてきた年月が長く、わたしって誰にとっても、いてもいなくてもいい存在だな~とか、わたしって本当に脇役ポジションだなあ~とかよく思っていました。今もたまに、思います。
でも、自分の長所をよく知ってるのは自分だし、短所をよく知ってるのも自分。
挫折を味わって、そこから立て直せる人は、強いです。
tatsuさんの、これからの人生のエース、自分自身に期待ですね!わたしも、わたしの人生のキラキラした主人公、演じていきます!
これからの記事も、楽しみに拝読致します!
ゆうりさん
改めまして、10号室のt tatsuです。
よろしくお願いします(^O^)
素敵なコメント、ありがとうございます。
まさにそう思います
そうはいってもまだまだ、どうしても、
他人軸で生きてしまいます
社会は、突き詰めるとその重なり合いで
できてるのかもしれないと思うこともあります。
でも、その中でもやっぱり
自分の時間は自分のものでしかなくて、
同じ物事を共有してさえ、得るものは
自分に委ねられているのであって。
ならば、他人に影響されようとも
全てをいい意味で、自分軸でしっかり
捉えられるようになれたらいいなって、
ずっと思っています。
挫折も、悔しい思いも
それはなりたい自分になれなくて抱くものあって、でもそのなりたい自分っていうのは
どこか見えない何かを意識して作り上げてしまっているような感じがするときもあって、まだまだもやもやしそうな日々ですが、エースがへこたれたら全部ぐしゃっとなっちゃいそうですよね。笑笑
運命も宿命も、あってたまるかと思っちゃいますが←
自分で未来を作り上げられるはずだから
物語を大切にしたいと思います。
ゆうりさんの大切なものがたりが、
毎日、きらきら輝くような、そんな
絵やことばで飾られるものであること、
祈念しております。
無理しない主役で、歩めたらいいですね
ありがとうございます!○
「自分以外の何者かは、僕の人生の中で主役を張ることができないんだった。つまり、僕の人生でのエースは、僕自身、だった。
それに気づけた瞬間から、僕は僕の物語を紡げばいいんだと、改めて考えることができるようになった。自分以外の登場人物は、僕を高めたり、僕を邪魔したり、それはもう見方によっては色々ある。だけど、僕の物語の中の主人公ではない。」(一部割愛)
のところ、めちゃくちゃよくて、思わずスクショしました。自分自身にその言葉をかけてあげられたら、どれだけ救われるだろうか。自分自身を自分の人生のエースだと認める。私の新しい目標になりました。ありがとうございます。夢、叶えましょうね!
うめこさん
コメント、ありがとう\(^o^)/
そしてそして、そんなふうに感じてくれて、
ありがとう(T_T)
自分は、かなり自分のことが嫌い。
そして大好き。
この相反する思いがあって、常にジレンマでふ。
それは多分、他人にないものが自分にあって
自分にないものが他人にあって
常にそのないものをねだっては、
他人と比較して特化することを目標としてしまう
ことが起因しているんだと思う。
そのコンプレックスみたいなものは、どこから
きたのかは自分でもわからない(T_T)
困ったもんだ…笑笑
でも、そんな人生、自分の時間
色々なものに左右されたり
戸惑ったりするけれど、確実に
自分の時計を刻んで行っているし
また他でもない、それを経験するのは自分自身
だから、少しでも自分が軸になって
自分自身の物語を、主役であり続けられるように
肯定してあげたい。承認してあげたい。
そんな思いが芽生えてます。
自分に、そうやって声をかけてあげられたら
とっても、自分が嬉しいし、気がラクになれるのかな。
とも思います。
目標、日進月歩でも、七転び八起きでもいいから
着実に進んでいけることを、願っています○!
夢、叶えます。
必ず!
コメントありがとう\(^o^)/