いよっし！

“”え？ また本見てやるの？””.

初めて病院からもらった冊子を見ながら
ベべ(赤ちゃん)を沐浴する時の
旦那の言葉。

“”いっつも携帯見てるね””

私が必死に携帯でレシピ見ながら夕飯作っているのを見た旦那の言葉。

なんで親に教わらないの？
なんで周りの尊敬する人に
たくさんの大人に尋ねないの？

いつもいつも様々な情報をネットで探し
それらの情報を頼りに
時には振り回されながら生きている
そんな、私の生き方が
彼にとっては
不思議で不思議たまらないようだ

去年、旦那の国トーゴ共和国で過ごした。
洗濯は、大きな岩の上で、川で手洗い。
“”わ、リアル桃太郎のおばあさん！””なんて思いながら呑気に洗っている姿を
旦那も、いとこの子も
周りの子どもたちも笑っていた

首元と脇しっかり洗って！
汚れが落ちにくいのは岩にこすって！
(こ！この岩が洗濯板に！？)
デニムは岩に叩きつけながらね！

私はたった一枚のTシャツを洗っただけで
くたくたになった
ただの洗濯、されど洗濯
たくさんの事を教わった
みんなは、疲れなんか知らず
家族みんなの洗濯物を力一杯ゴシゴシ洗っていた

彼らは
料理だったり
掃除だったり
育児だったり
生きる方法や知恵は
親から受け継いでいる
小さい頃から とても厳しく。
そして、どう生きたいかどう生きるかを
親だけでなく周りの大人や教会で
教わっている。

台風19号が長野にやってきて
私の住んでいるところは幸い
少しの被害だった
アフリカで断水や停電なんて
いつものことだけれど
この便利すぎる日本で
便利なものが不便になった時、
何にもなくなってしまった時、
人々はどんな行動が
とれるのだろう。
生きていけるのだろうか
考える日が続いた

そんな時に、ハッとなった…
私には92歳のばあちゃんがいる。
梅干しも漬物も野菜作りも
現役でやっている、かっこいいばあちゃんだ！
太陽や雲の動きを
大小様々な知恵を
戦争を
変わりゆく時代を知っている
なによりも、自然とともに生きている
ばあちゃんは憧れの存在だ
こんな近くにいるのに
私は毎日何をみてる？
なーんにも教わっていない
なんだか、とっても勿体無い気がしてきた。
今日から、ばあちゃんのカッコいい背中を見て
私は生きる力をつけよう、パワーアップしていこう！
ここに誓います、

いよっし！気合い入れ！
早速干し柿作りました笑

携帯でレシピは見続けますが
旦那の言葉には、いつも、ハッとなる。
私自身を見つめる機会が増えて
パワーアップできるチャンスをくれている、
感謝が止まりません。