誰も見つけてくれない
住人
ここにいるのに
誰も見つけてくれない
こんなに大きな声で叫んでいるのに
誰も見つけてくれない
ずっとずっとずっと叫んでいるのに
これが最大限なのに
そんなんじゃ聞こえないよなんて、
そんなのわかってる
聞こえないようにしてるんだから
それでもやっと聞こえた
もれ出てしまった
そう
出てしまった、もの
それをやっと拾っておいて
なんだこんなのって捨てないで、
それを全部だなんてまさかおもわないで、
こんなんだったら自分の方が、って、
そんなのききたくない
ずっとずっとここにいたのに
ずっとずっと光から逃げてしまった。
じぶんで逃げたくせに
ときどきひとを恨んでしまった。
いつのまにか暗闇が居心地良くなって
安心できる場所になったけど
それでもたまには寂しかったかもしれない
そんなのわからない
ここはどこなんだろう
こんなに違うのに、どうしてじぶんなの?
違う違うといいながら
必死でそれらしく生きようとしてきたみたいだ
違う違うと言いながら
必死で居心地良くしてきたんだ
じぶんで
だけどやっぱり違った。
結局違うんだ。
はやく向き合うべきだ。
そして正しい場所に在るべきだ。
わかってたんだ。
ずっと前から
ずっとずっとずっとずっとずっとずっと
前からきっと
わかってたんだ。
わかってた。
ちいちゃん、また会いたいなぁ!