【033】虎視眈々

住人

「虎視眈々」
敵や相手のすきをねらって、じっくりと機会をうかがうこと。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%99%8E%E8%A6%96%E7%9C%88%E7%9C%88/

転職が当たり前の時代になった。そんな話をよく聞く。
人口減少が進む中、企業を支える働き手が着実に減っていっているのだろう。

同時に、やりがいみたいなものが重視されるような時代になったのかもしれない。
やりたくない仕事をさせられる、好きでもない人とコミュニケーションをとらなければいけない、そんな面倒くさいことから解放されて、やりたいことだけやればいい。なんて。

私が仕事で本当にやりたいことなんて、まだぼんやりとしか見えていない。
自分が職場にいる意味だってまだ分からない中で、一つひとつを手探りで進めている。

最近、自分に近しい職場の人が退職したり転職したりということがあった。
はじめにその話を聞いた時の素直な感情は、「羨ましい」だった。
いまの職場が抱えている課題や悩みを捨てて、新たな環境に進んでいけるという状況がとても羨ましく感じたからだ。

自分はどんな仕事をするのが向いているのだろう。
もしかしたらそれは一生分からないままかもしれない。

一方で私は、会社には無限の可能性があるんじゃないかという気持ちもある。

例えば小さな町工場の一人の従業員が、SNSに業務の様子をアップしたらバズったということでSNSマーケティングを事業に加えたとか、そういう話がいくらだってある。
そこには従業員のやる気・熱意みたいなものが確かにあって、それが組織を変えていくのだと思う。

今できることの先に見えるやりたいこと、抱えている思いを叶えられるまで、ゆっくりと、じっくりと、その機会をうかがわなければいけない。

フォルテッしも

1999年生まれ。うどんが好き。変えられるものを、変えていく。 思ったことを、思っただけしか書きません。

プロフィール

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