「例外」

住人

秋は、自分との対話を深くさせる季節だと考えている。

寒くなると、人間の本能的な問題で、寂しくなったり

命に対して思うことが多くなったりする気がするけれど、自分としては

冬生まれであるということもあるから、なおさら、命について考えることもある。

そんな中で、自分自身に対して、

「例外」

が、多すぎることに、ものすごい辟易としていることに気づいた。

例えば、大学は4年で卒業するものだけれど、わたしは、もう少し卒業に時間を要している。

例えば、大学に入学するには、高校からストレートが普通のところ、私は浪人を経験している。

例えば、一般的には22で社会に出て働いているなかで、私の年齢になると役職などについたり、

家を買ったりするのだろうけど、私はまだ独り身であり、家族と時間を共にすることも多い。

また、うまくいかないことがあっても、スムーズに物事を切り抜けられるわけでもなく、

壁にしっかりと衝突してしまう例外や、自分に自信が持つことができず、できるはずの物事も

何回も失敗してしまう、「例外」など。もはや、「例外」のほしに生まれたのかもしれないと思わせるほどである。

でも、きっと、

多様性を活かす現代社会において、私は受容されるんですよね?

と思うと、それはそれでまた別問題らしく、「一般的」な人が、いわゆる「成功者」に当てがわれるらしいよ。

とんでもない社会だね、そうだね、社会不適合で結構だね、と強く思う。

社会に適合することは、強制させられてするものでもないし、もはやそれがよしとまかり通る時代がまだ残っているなら

自由なんて軽々しく使ってもらいたくない。あなたにとっての評価関数のなかに、見えないなにかを物差しにおいて

その物差しに合致するかどうか、測れるかどうかで物事を考えてない?って人が多すぎるような気がして、ものすごく生きづらい。

マナーとか、そういう最低限のことに関して言えば、確かに守られるべきであると思うし、お互い節度ある関係が

人同士のコミュニケーションの心底にあると思うけれど、でも、もうそういうには、正直疲れたというところが正直。

なぜ疲れてしまったのだろうか?

→ 高校の頃まで、完全皆勤で、いじめられていてもその中で楽しいことを見つける天才だった私

→ 浪人という周りにあまりいない状況で、大学に行った人たちとそこまで比べることなく生きれていた私

→ 大学で、年度に惑わされず、得られる知識や人間関係を色々考えることなく享受できていた(現在比)

という過去から、

→ 前職 自分を肯定するものを全て否定させられた(それに呼応して自分自身も否定を始めてしまった)

→ 現職 ままならない状況はもとい、何をも柔軟に考えてもらえない環境にあった

ということで、いわゆる「普通」に働きたい、生きたいだけであるのに、他人の言動や行動に基づいて

自分の人生が脅かされている実情があって、非常に辛い。

…という、この考え方や状況も、きっと、「例外」扱いされ、もういてもたってもいられない。

人生を変えるのは行動でしかない。

そんなことはわかりきっている。

だから、ここまで、自分の嫌いなところも長所になんとか変えながら、行動を起こしてきた。

そして、掴み取りつつある幸運のループの中に、それを乱す撹乱する存在は必要ない。

だから、頑なに私を私たらしめない環境や状況とはもうおさらばしようと思う。

そんな1つの取り組みが、大学の学園祭での茂木さんとの対談。メインは、大学の周知や学生の運動であるけれども

そこに1つ寄与できたのは大きかった。また、同窓会についても、自分らの代ではおそらく、私や親友と共に

動いていくような算段になってきたし。

例外でない場合は、基本集まりごとも自分は誘われる側の人が必然的に多いのだろうけど、私は

例外のほしに生まれたこともあり、こういうことをどんどんと企てていかなければならない。

例外、って、ものすごく生きづらい。

所詮、生きるも死ぬも個別で体験しなければ、ならないのだけど、何もかも、共有したがるのは

人間の本能的なものなのかもしれないなあ、となんとなく。

でも、その中で、私は、例外として生きていきます。例外は、通常があってこそ輝くもので。

異常、なものにはできれば関わりたくないけれど。笑

例外、悪いものでもないよ、と、少しずつ考えられてきているのかな。

自分のことを、変わっているなと思う人は、挙手。

胸を張っていきましょう。

10号室、t tatsuより。

t tatsu

山梨在住。あっちいったりこっちいったり、浮き沈みの激しい人生。音楽、本、映画やことばを好みます。多趣味多忙が代名詞。 …「あたりまえ」のことは、そうでもない...

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