【036】見せてくれよ個性を
好きなことを公にするのは、勇気のいることだと思う。
何かが好きという自分の個性を、他人がどう感じるかわからないから。
自分の好きは、誰かの嫌いでもある。
世界中の誰もが好きなことなんて、存在しないと思う。
だから何が好きで何が嫌いでも、何の問題もない。
とはいえ私はプライベートと仕事では多少違う振る舞いをしている。
会社の人にあまり自分の趣味や好み(特に、大衆受けしなさそうなものについて)は明らかにしていない。
別に仕事をする上でそうしたものは必要ないと思っているからだ。
コミュニケーションの一環として大切という意見もあるかもしれないが、むしろそこで趣味趣向が合わなかったときのダメージの方が大きいんじゃないかと思ってしまう。
その点、YouTube等で活動するクリエイターや配信者さんはすごいなと思う。
自分の考えや趣味、人によっては容姿や性癖のようなディープなところまでさらけ出している。
そして、愛されている。
それはきっと、人それぞれの個性がオープンにされていることで、動画を見る人が自分の好みと合っているかどうかを把握しやすく、ファンになりやすいみたいなところにあるのだろう。
YouTubeで活動している人が多いということも、個人の好みへのマッチしやすさにつながっているのだと思う。
ただ逆も然りで、特に有名な人に対してはアンチと呼ばれる人も多数存在している。
これも、それだけ多くの人が見れば個人の好みにマッチしない場合が当然あり得るためだろう。
私はこうして様々な動画を見る中で、個性そのものの持つ力強さに気づかされている。
・年齢、誕生日
・都道府県出身
・名前、苗字
・好きなアーティスト
・好きな本、作家
・好きな店、料理
・好きなアニメ、映画、ドラマ
・好きなYouTuber
こんなようなものが誰かと一致していて仲が深まったり、「テレビで地元が映っている」「行ったことある場所に有名人が行っている」みたいなものに興奮した経験はないだろうか。
きっと誰しも共通点を求めていて、何かで何かとつながりたいんじゃないか。
見えないものを見ようとしているような、そんな気がする。
「おどりば」というこの場所に立っている私たちも、それぞれの人生は全く違うのに、なぜかここで同じ場所にたどり着いている。
孤独であり繊細でありながら、新しい発見と出逢いにあふれるこの問いの環境を、同じ“踊り場”にいる人同士でゆるやかにつないでいきたい。
https://odori-ba.net/about/
いつしかこの場所はほんの数人が投稿を続ける場所になってしまっているが、私はせっかくここに集まることのできた人がとても気になっている。
いつかみんなで話し合ってみたいくらいだ。
同じ会社の人も、もっとどんな人なのか知ってみたい。
いろんな価値観を吸収してみたい。
見せてくれよ、個性を。
よければ、ね、よろしくお願いします。
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