【037】シュクメルリ

住人

を食べた。

にんにくを世界一美味しく食べることのできる、ジョージアの郷土料理らしい。
松屋で、3年ぶりに期間限定で復刻しているらしい。

私はこれまでにシュクメルリを食べたことはなかったが、風のうわさでシュクメルリが美味すぎるという話を聞いたことがあり、それ以降ずっと気になっていた。

そんなわけで今回の発売は個人的に大変アツいニュースで、発売後に頑張って食べに行ってみた。

お昼どきを過ぎた時間帯で、店内のお客さんはまばらな感じ。
松屋といえば入口のタッチパネル注文機が複雑なイメージがあったが、どうやらモバイルオーダーなるものがあるらしい。
このモバイルオーダーシステム、本当に良いのでどんな店も導入してほしい。

ということで入口を通過し着席。
モバイルオーダーの欠点、「注文してないのにいきなり席につくんですか?注文の仕方知らない?」みたいな視線をどことなく感じているような気がしてしまうが、気にしてはいけない。

しかも最近松屋に行っていなかったので知らなかったが、商品が出来上がったらモニターに番号が表示され、自分で受け取りに行くシステムになっていた。
こういう説明されないルールみたいなものに、人はよく対応できているなぁと思う。
こうして知らぬ間にどんどん人員削減が進んで、将来は無人型飲食店ばかりになるのかななんて思ったりもする。
そうなった世界線の食べログはどうなるのだろう。人がいる店舗といない店舗でどれだけ評価に差が出るのだろうか。

そんなことを考えていると、私の注文したシュクメルリが完成して呼び出された。
当然、普通の牛めし(牛丼)よりも提供に時間がかかっている気がする。平日お昼のピーク時間帯に頼まなくてよかったなと思った。

受け取ったシュクメルリは見るからにアツアツだった。
鍋の下に固形燃料が置かれており、食べている間ずっとMAX熱い。
ただ、食べているうちにどんどん味が変化していって面白かった。
例えば上に降り掛かっているチーズが溶けるのはもちろんのこと、中に入っているサツマイモが最初かなり硬めだったのに終盤は煮込まれて柔らかく甘くなっていた。これとても良い。
一方で、シュクメルリならではのにんにくの風味みたいなものは、加熱とともにどんどん消えていくような感じがした。これは少し残念。

とにかく熱すぎるので、セルフで加熱を止めてもいいのだろうかと何度も思った。
調べると固形燃料は大体20分燃えるらしい。燃えすぎ。火傷を覚悟しなければ20分では食べ切れない。

あと松屋の商品は何にでも味噌汁がついてくるのが定番だった気がするが、このシュクメルリももれなくついてくる。
最初はさすがに要らないんじゃないかと思ったりもしたが、シュクメルリはとても濃厚な味なのでたまに味噌汁で和を摂取できて全然アリだった。

というわけで、今までの人生で最も長く松屋に滞在しながらも食べ終わった。
とても満足。ご飯の量も選べるので食べ盛りの私には最高だった。

シュクメルリ、ぜひご賞味あれ。

フォルテッしも

1999年生まれ。うどんが好き。変えられるものを、変えていく。 思ったことを、思っただけしか書きません。

プロフィール

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