タイトルが決まらない、今回はシンプルに書いただけ。

今、朝のマクドナルドでコーヒーを飲んでいる。ウォークマンをしているので店内のBGMは把握できない。両耳に54-71のシンプルでタイトな演奏が鳴っている。お客さんはほかに５名。写経しているおじいちゃん（いつもいる）、トイレに行ったきり帰って来ない40代女性、黒縁眼鏡の冴えない50代男性、スマホに夢中な40代とおぼしき女性、そして死角にいる人（多分、男性）。キッチンスタッフは何人いるか確認できない。そこへ50代の自己主張が強い身なりの男性が来店、トイレに行っていた女性も戻ってくる。そんな模様をこの文章を書きながら観察している。

わたしは『メンタルは強くならない』というタイトルでおどりばに文章を書こうとしている。タイトルの通りの内容を何の捻りもなく書くつもり。

おじいちゃん化するわたしはメンタルの扱い方に熟練してきたかなと感じている。はっきし言ってわたしのメンタルは豆腐より弱い。それは精神病という事実が如実に表している。わたしをこんなふうにしたブラック企業の社長を一生許さない。もう20年も苦しめられている。とはいえ、いずれは病気になっていたのかもって思うこともしばしばある。単純にあの会社での出来事がトリガーになって、発狂したわたしは、それを引いちゃっただけで。

真面目なのです、わたし。バカ正直でさ。それをわかった上でブラック企業の社長はわたしを採用して、ヤツの思惑通り、馬車馬のように働かせたってわけ。でも、不器用だし、反抗もできないから、ほかの悪い誰かにいずれ騙されていただろう、いつかはネ。だからヤツのことをこれ以上憎まないようにしている。でも腹の底の怒りは抑えられないが。

話が脱線するのがわたしの悪いクセ。そうそう『メンタルは強くならない』だ。筋肉みたいにムキムキに鍛えられないと思うんです。負荷をかけることで強くなるんだったら、わたし、メンタルマッチョ選手権の全国大会に出られるなあ。ブラック企業で激務と睡眠不足と罵倒に堪えてきたんだから。でも、このザマなんだよね。結論はお察しかと思いますが、ストレスをどう受け止めるかだけの問題なんだよね。

いい人に思われたいと考える節が最近まであって、だから人に意見することもできないし、顔色をうかがってばかりいて。50歳を目前にしてやっとそんな考えやめようぜって考えられるようになってきたわけだけれど。それまでは「あの人怒らせちゃったんじゃないか」とか「絶対に嫌われてる！」とか自分を追い込む気持ちになっていた。しかし、休職中に病気のことを学ぶ施設に通って、自分の思考のクセを知り、考え方も変わった。相変わらず人には好かれたいけれど、「ダメならダメでいいかもね～」と思えるようになったんダヨ。だから、考え方やモノの見方の角度を変えるだけで、メンタルはどうにでもなるってことを伝えたいのです。モロモロをスル～できる処世術を学ぶのが吉。って当たり前のことを書く。どこにでもある文章を書く。

これまでは準備運動。ごめんなさい。ホントの本題は「できるだけ主張しない表現はアリかナシか」ですヨ。いきなりぶっ飛んじゃって、すいません。冒頭の54-71に関するインタビュー映像を昨日見て、そのなかで、できるだけ無個性、透明な音楽を発信したい、受け手側がどうにでも捉えられる表現を目指していると言っていたんだよね。わたしとは真逆の考え方だったので、逆に共感してしまった、「そうかもな～」って。過去のおどりばでも「ありのままの自分がいい」とか書いておきながら、「自分らしさとはなんだ！」みたいのを追求してて。正解はないからわたしも54-71も正しいっちゃ正しいんだろう。

ここまでの文章、できるかぎり、飾らないように書いてみた。わたしなりの《できるだけ主張しない文章》。どうぞ、好きなように受け取ってください。どう受け止められてもいいんです。くだらなくても、ありきたりでも。そう思ってくれて構わない。メンタルの処世術的にもその方が楽だし。

正直、今回は書いていて、つまらなかった。「読んでる人も面白くないだろうな～」と予想して書いていた。あり得ないが、もしこの文章が賞賛されたとしても、まったく嬉しくない。むしろ申し訳ない。やっぱり、自分が楽しんで、面白いなと思って書くのが健康的だよね。54-71はだいぶ昔に活動を止めてしまったけれど、今だったらどんな音を鳴らしてたかな。それはさておき、人のために表現するのは違うと感じるわたし。少なくともわたしは《わたしだけ》のために書けばいい。一生わたしは表現者にはなれないだろう。それで構わないじゃんか。わたしはわたしのためだけに面白いと思うことを面白いと思う書き方で、面白がって書く。毎回毎回同じことしか書けなくても、自分が面白ければ構わないんだ。次回からはヘンテコ文章に戻るヨ。