バージョン0.0
久しぶりに中学生の時の同級生とランチをした。もちろん、話題は中学時代のこと。
「わたしって中学のとき、陰キャラだったよね〜」
ふと、自分の口からそんなコトバが出た。
そう、わたしは静かでどちらかと言えば、クラスで真面目に勉強し、うしろの席で静かに話している子、だった。はずだ。
しかし、意外にも友人の口から出たコトバは
「そう?陰キャラなんて言う割によくしゃべってぎゃーぎゃー言ってる方だった。だからわたしの中の〝陰キャラ”の定義には当てはまらない。」
けなされているような。
褒められているような。
ただ、1つ言えるのは彼女はお世辞を言うタイプではない、ということだ。
自分自身を「わたしってこういうキャラ」と定義してしまうことはある意味で楽で、ある意味では苦しいことだと思う。
過去に元カレから「おしゃべりじゃない〇〇は〇〇じゃない」と言われたことがある。
いやいや、まって。そりゃわたしは話すことが好き。でも。いつでもしゃべっているのが「わたし」じゃない。考えたり、悩んだり、、結果無口になることだってある。
そんなことが続いて、結局別れてしまったけど、、、どうも、わたしは「定義」されてしまうコトが苦手だ。
でも、完全に自分を定義してないか、と言われたらそうじゃないかもしれない。時に「わたしはこんな人です〜」なんてアピールすることもある。
そう考えると、、、人は時に自分を守るために定義を作り、戦いたいときに定義を破るのでは?なんて思う。
改めて、自分とは何か問うてみる。
やっぱりヒトコトでは言い表せない。
フタコト、ミコトでも。
そこで私はこう考えることにしよう、と思ったのだった。
当たり前かもしれない。だけど、それは、、、
「わたし」にはたくさんの”バージョン”があるというコト、だ。
学校にいるときの自分はバージョン4.5の自分かもしれない。はたまた、仕事をしているとき、好きな人の隣にいるときは、、
バージョンは時や場合によって変わっていく。
都合よく定義したり、定義しなかったり。
まだまだジブンのことはわからないことだらけだけど、ジブンを決めつけないで日々を過ごしていきたい。
これを“バージョン0.0”と呼ぶコトにしよう。
0.0ならいろんなことを常に+していける、そんな気がしている。
4月のおどりばのいどばたに参加した者です。こひあやさんの、「自分にはバージョンがある」という考えが、そうだよな〜〜!! って共感しすぎちゃって、「すげーわかるなぁ」って、また記事を読んで改めて感じました。自分も、相手も、定義して決めつけるのは良くないな と僕も思っています。たぶんバージョンによって人間関係は更新されていってしまうものなのかもしれないですけど、自分が会った人のバージョンが何であれ、許容できれば、きっとその人間関係は良い方向に進むような。そんな気がします。僕もうまくまとまっていないのでコメント内容がぶれぶれですが、記事を読んで、自分の中で咀嚼したい考え方に出会えて良かったです◎
ワタナベさん
コメントをいただき、ありがとうございます。
「定義」を打破(という表現もなかなかしっくりきていないケド)していくのはワタナベさんがおっしゃる、「許容」だったり「共感」だったり。。。さまざまですよね。ムズカシイ。
わたしも日々の中でいろんな“バージョン”をさがしていきたいな、なんて思っています。
それを「バージョン」と呼ぶのか……!と感心しました。なんとなく、ちょっと似たようなのとを考えてるけど、それを表現する言葉が「バージョン」というのが、なんだかかっこいい。今の自分はバージョンいくつなんだろうか、思わず自分に置き換えて考えてしまいます。ちなみにこひあやさんのイメージする「バージョン」には、マイナスいくつみたいなのはありますか?
しえさん、ありがとうございます!
表現するのって難しいですよね。。
わたしの中では今の所、バージョンって呼んでいます。バージョンにはマイナスはありません。なんたまろう、バージョンをほかの呼び方をするのであれば、仮面、でしょうか。いろんな人と付き合う上での距離感や自分のスタンスを表すものなのかな、なんて私はとらえています。
バージョン0.0
すごく、しっくりくる表現だと思いました。
アップデートしていく楽しみも希望として見えて、
また、他のバージョンもあるんだよ!という
定義されない形の0.0、という風にも見えて、
この記事を読んでとても
わくわくするな、と素直に感じました。
そして、バージョン、という表現がとても素敵だとも感じました。
色々な場面で、様々な形が垣間見える自分を、コントロールできたり、できなかったりすることもあるんだと思います。でも、それを無理に定義せず様々な自分の形を受信していく。そしてそれは他人にも言えることでもあるかもしれませんが、これからの人生で、自分も色んなバージョンと向き合えたらなと思います。
素敵な感性を感じる記事だと思いました。
ありがとうございました。○
とてもとても、返信が遅くなってしまいました。ありがとうございます。率直に嬉しいです。わたしの書いた文章をよりわかりやすく噛み砕いてコメントしてくださって、「わたしのいいたかったこと、こういうことだ〜〜」ってt tatsu さんの文章を読んで感じました。わたしもいろんな自分やまわりを受信していきたいです。