静かに、静かに…

まともに文章を書けなくなってからどのぐらい経ったのだろう。

30年自分のそばにあった病気というものがほとんど見えないまでに小さくなり、現実の世界を自分という者が歩き始めてから、どのぐらい経ったのだろう。

たった3年である。

この3年、自分は何をやっていたのだろう。

学校という職場を辞め、2つの職場をクビになり、いくつかの活動に執心した。

誰かは、生き急いでいるね、って言った。

なにかが、静かに追いかけてくる。

ここで走らないと、いつの間にか息の根を止められてしまう。

速度を上げないと、いつの間にか追い付かれてしまう。

何かを頑張ってる風。

いろんなものが塗りたくられていく感覚。

君は、何者かになりたいのか…?

以前なら、Yesと返答した質問。

頭ではわかっていて、体もわかってる。自分を動かせる方法もわかってる。

だけど、休みの日は昼過ぎまで動けない。

平日の仕事は楽しい。

だけど、休日や仕事終わりに行く場所は、なんだか楽しくない。

あの時「居場所」だったところは、今はなんか違う。

静かに、静かに…何かが変わっていってる。

自分なのか、周りなのか。両方なのか。

わかったことはただ一つ。

文章が書けたとき。それは、今のような気持の時だった、と。

sarami

生き意地の汚い人生を 送っています。

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