コロナと私

住人

山の国長野で参加した講演会がとっても楽しかったので、海の国新潟にも呼びたい!と、はりきって企画した「郷土菓子研究社talk」を延期にした。

郷土菓子研究社の林さんは、ヨーロッパから日本まで、自転車で旅をしながら各地域のお菓子を研究した人で、東京でBinowa Cafeを経営している。お店では、一定の期間でお菓子を変え、提供している。

私が彼に惹かれているところといえば、「海外で一人旅をする」「同じお菓子をいくつも食べ研究熱心」「数多くの環境を文化を体験している」「お菓子を製作できる」「著書の妄想的エッセイ」このあたりだろうか。
人生の分岐で、彼自身がした選択によって生まれた、ひとつの「道筋」=生き方を、みんなにも聞いてほしいと企画をした。
彼の著書については、以下と他1冊。興味があれば手にとってほしい。
https://www.kyodogashi-kenkyusha.com/

イベントを企画するのも参加するのも好きだったので、コロナ禍で次々と中止になっていくのが、仕方ないことだけど残念だった。特に、私は芸術分野も好きなので、美術館・博物館・劇場の休館、貸し館の休館は、本当に心が痛む。

私達は再開を待つ身だが、文化を生業にしている人たちは、休業から廃業へと追いやられるのだ。実弟も舞台照明プランナーとして生きているので、心配である。

心に余裕がなければ、文化を楽しむことはできない。

心を癒やすのは、音楽、芸術、舞台などの、文化である。また飲食や、ドライブ、アウトドア、人とのコミュニケーションである。
人により様々であろうが、閉じこもっていては、解消されないことが多い。

これからの生活は変わる。文化の様式も変わる。と思う。

私達はどれだけ変わっていけるだろうか。

世界は広い。
歴史や文化、習慣が違う。
国内でさえ多様なのに、世界全体で考えたらどうなるのか。
まあ、ひとりひとりが「違う」から、受容することが大事だ。と、結局そこに行きつくのだけれども。

ちなみに蛇足だが、以前、コロナコールセンターの中の人として働いていた。コロナとは新潟の大手暖房器具メーカーである。今は、給付金サポート会場でスタッフをしている。なにかと縁があるが、患いたくはないかな。

paseri

山の国に3年在住、しかし海の国の人。おどりばに、おせっかいおばちゃん参上。

プロフィール

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