くらし

住人

初めてのおどりばでの文章は何を綴っていいのかわからなくなってしまって焦っていたけれど、とにかく心の中にあるものを全部出してすっきりしたいので殴り書きしたいと思う。今の私はとても元気というわけではないのだけれど どこかに足を運ぶだけの気力と体力はあったのでずっと観たいと思っていた『街の上で』という今泉力哉監督の映画を学校終わりに観に行った。先日、Amazon primeにて同監督の『愛がなんだ』という作品を観返した。作中に出てくる仲原青(せい)という人物を演じている俳優の人が今作の主役である荒川青(あお)という人物の役だったのもあり、何か通ずるものがあるのかなとどきどきしながら席についた。

初っ端から荒川が付き合っていた女の人にフラれる場面から始まる。そこから学生制作の映画に出ないかと青が依頼を受けて物語が広がり、最終的には繋がってくる。

下北沢を舞台にしていて、実際にあるお店などがたくさんあった。作中で魚喃キリコの漫画が出てきたので驚いた。魚喃キリコの漫画は殆ど下北沢が舞台らしいので自分も本を片手に下北沢の実際に描かれていたところを巡ってみたい。

「長い短いとかいう時間の概念、いちばんどうでもいい。」というシーンがあった。確かにそれは色々な物事に対しても置き換えられるわけで、例えば、好きな人に長い時間をかけて尽くしてもその人が必要としていなければ水の泡になるかもしれない。けれど、関係性や状態が変わっても変わらなくてもそこに”存在していた”のは確かで、必要じゃなくなる時はくるけれどそれは決して無意味ではなかったということを今も、これから先も頭の隅に入れて生活したい。登場する街の人の他愛ない会話だったり人との繋がりや色んな形のくらしを垣間見ているような気がした。円盤化されたら借りて見直したい。

エンドロールが終わって余韻に浸っていたりしたら乗るはずの電車を逃し、今は終電待ちの間にとりとめもない文章を綴っている。今日は空気がぬるい。来月はちゃんとテーマを決めて書きたいと思う。

改めて、8号室に入居しました。はちです。

よろしくお願いします。

はち

音楽と本とねむることがすきです

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