愚痴聞き屋
住人
僕は友人と愚痴聞き屋をやっている。知らない方もいると思うので、愚痴聞き屋を端的に説明すると、道端で座り込み【愚痴を聞きます】という看板を持って赤の他人の愚痴を聞くというものだ。知らない人からしたら何それ?って感じだと思う。僕も今だにそう思う事がある。
そんな愚痴聞き屋を初めて4年弱が経った。振り返ってみると、もうそんなにやってきたんだと感じる。発起人のK君から「やろう」と言われなんの気無しに始め、いつの間にか26回。基本的には長野駅周辺で行い、時には、群馬、東京に足を伸ばしたりもした。興味を持ってくれた人を加えてやったりもした。そんな愚痴聞き屋は今では僕の中でかけがえのないものになっている。
なんで愚痴聞き屋をやってるの?やっているとそんな事をよく聞かれる。色々と考えてみたけど1番の理由は、笑顔を生み出す場を作り上げる事ができるからだと思う。愚痴を聞きますという看板1つで場を作れる、その場では老若男女問わず誰とでも笑いながら会話する事ができる、そんな場を生み出す事ができるのが凄く面白く感じる。そして、目立った取り柄のない僕でも、それをやっている瞬間は何か成し遂げていると感じ、それに喜びを感じているから続けている、それもたぶんやっている理由の1つなのかなあと今これを書いている時に思った。
愚痴聞き屋をやる事で生み出される場が僕は好きだ。出来ることならずっと続けていきたいなあと思う。愚痴聞き屋をやっていると多くの人が、「すごいね!」「面白いね!」と言ってくれるけど、僕も本当にそう思う。
やってる僕自身が1番、愚痴聞き屋に魅了されているんだ。
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